今回はアニメフィルムフェスティバルに参加してきました!それに際しての感想記事です!
※ネタバレを多分に含むので、ファーストガンダム、Zガンダム、逆襲のシャア、ガンダムUCを見た上で読んでいただければ幸いです。
◆人物紹介
名前:魔希みちる
主にゲーム実況プレイを行う新人バーチャルクリエイター。
ガンダム、カードゲーム、ポケモン、デレマスが大好き。
今回はガンダム上映会に参加。
名前:ぐりもわ
魔希みちるの活動を趣味でサポートをするバーチャル魔導書。
一部の動画編集とニコニコ動画への投稿代行等を行う。
今回のアニメフィルムフェスティバルには不参加。
◆アニメフィルムフェスティバル東京2018へ参加!
「ぐりもわさーん! アニメフィルムフェスティバル東京2018に行って上映会見てきたよ!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「仮想世界のキャラクターがそんな安易に現実世界のイベントへの参加報告をして大丈夫なんですか!?」
「やだなー、ぐりもわさん。私は"魔法使い"だよ?」
「現実世界に使い魔的なアレがいて感覚を共有してるから、現実世界のイベントに参加してもおかしくないというわけだよ」
「魔法使い便利ダナー…」
「まぁそれは置いといて、やっぱりガンダム作品を見てきたんですか?」
「うん!私がガンダム作品の中でも最も好きな作品が『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と『機動戦士ガンダムUC』の2つなわけだけど、幸運なことにそれらの上映会&トークショーがあったから、それに参加してきたよ」
「ん?逆襲のシャアのトークショーは出演者"シークレット"になってるけど、誰がいらっしゃったんです?」
「それがなんと… 富野由悠季監督、古谷徹さん(アムロの声優さん)、池田秀一さん(シャアの声優さん)のお三方で…豪華すぎて感動やら驚くやら…」
「ええっ!? あぁぁぁ行きたかった…」
「ということは、今回はトークショーの話メインの記事にするんですか?」
「いや、トークショーは収録された内容が別途公開されると思うから、今回は改めて私が『逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムUC』を見て感じたことや考察を中心に記事にしようと思うよ」
「なるほど。そういうことなら、私も何度も見た作品なので話し合えますね」
私的!逆シャアの魅力的シーン
「まず、逆襲のシャアで好きな部分を挙げるとキリがないので、大好きな部分を何個か絞って紹介するね!」
①青年期アムロのかっこよさ
②アムロとシャアのモビルスーツ戦
③アムロとシャアの生身での戦闘
④アクシズが押し返される過程
⑤押し返した後のアムロとシャア結末
⑥見届け人としてのブライト・ノアの物語
「うーんパッと見でも、どれも納得です」
「アムロは1stで急成長した後、Zでちょっと情けない部分を強調されてましたから、あの頼もしい成長具合には感動しますよね」
「そうなんだよね。今までと違ってアムロが部下をもって指示したり、そういった描写について、トークショーのとき古谷さんも嬉しかったというニュアンスで言及されてたよ」
「精神的な面だけじゃなくて、立場や思考にも大人としての成長が感じられてとにかくかっこいいね!」
「あと個人的にはアムロのビジュアルが大好きです。たれ目で眉毛も整ってておしゃれパーマ感あるビジュアルが凄い好みなんです!かっこいい…!」
「アムロはZ時代の垢ぬけたビジュアルもかっこよかったですがさらに磨きがかかってますね」
「かっこよさと言えば、モビルスーツ戦のアムロは昔から変わらずかっこいいですね」
「リ・ガズィでギュネイのヤクト・ドーガと渡り合ったり、νガンダムでα・アジールやその他の量産機体を危なげなく一蹴する様はさすがアムロだよね!(人質とられたシーンは仕方ない…)」
「状況が違うけど、ロンド・ベル2番手のケーラはリ・ガズィに乗ってもヤクト・ドーガにやられてたし…」
「うん。本当にアムロの戦闘は安心感が凄いです」
「あと個人的にはサザビーとのファンネル合戦は今までにない構図で本当にわくわくしましたし、終盤になるにつれて残弾の関係で銃器を捨てて肉弾戦に移行する様とか、いいですよね。お互いの機体のすべてを出し切って戦う感じがたまらないです」
「死力を尽くした戦いこそ最終決戦にふさわしいよね」
「あとνガンダムvsサザビーの白兵戦と言えば、νガンダムのビームサーベル居合斬りモーションがかっこよくて大好き!」
「ガンダムVSシリーズ等のゲームで再現されてるのを見た時は感激したなぁ! ぐりもわさんは好きなMS戦闘シーンある?」
「私はνガンダムの回避しつつのバズーカ背面撃ちとか、ギュネイ戦で見せたダミーに機雷を仕込んでいたりとか、ああいうのも好きですね」
「あの2つもガンダムVSシリーズでは再現されてて嬉しかった記憶があります」
「だねだね!もう思い出してわくわくしてきちゃった」
「それから…」
(モビルスーツ戦の話が盛り上がって終わらないので省略)
「次のみちるちゃんの大好きな点の生身での白兵戦ですが、これは1stでもありましたね」
「14年越しらしいですから感慨深いシーンですね」
「互いの等身大を視認しあって生の感情をぶつけ合う描写、いいよね!」
「特に1stのときと違ってアムロがワイヤートラップやラジオを使って巧みに戦闘やコミュニケーションを図ってるのが、成長も見受けられてわくわくしたポイントだね!」
「そういえばそんなこと(トラップ的なこと)してましたね」
「そういえばこの時の会話についてはどう考えてます?」
「アムロがシャアに向けて言った"過激な革命とその顛末"についても正しいし、シャアがアムロに言った"愚民に利用される者のいう事ではない"という言い分もわかるよ。アムロは良くも悪くも人間の可能性を信用しすぎている。アムロの信じる"人々の可能性"がアクシズを止める光にもなったので、大方アムロは間違っていないのだけど、その光は肝心の連邦政府の心に届いてない。エゥーゴ時代は人々が自ずとニュータイプへと革新して、人々がわかりあえるだろうということでアムロとシャアは結託していたけど、結局、Z以降もそれが叶いそうに無いことをシャアは実感してしまった。シャアの行動すべてを肯定するわけじゃないけど、何かしら外部からもっと働きかけないと地球連邦の体制は変わらないだろうという発想には至るだろうから難しい話だよね」
「そうですね。ちなみにシャアは"世直し等考えていない"とも述べています。これは単に地球上の人々の考えを改めさせるのを諦めてそれこそ"粛清する"というニュアンスで言った可能性もありますが、そうでないのならば、アクシズ落としは、ジオニズムにおけるニュータイプを体現し、なおかつ自分を理解してくれる"ララァ"を殺されて絶望したシャアが、長い年月を経てもララァのような人間に出会えなかったことにより怨念を深め、アムロという男との決着のために用意した動機付けともとれるので、事はより一層単純ではないですね」
「そう考えるとクェス・パラヤというララァに匹敵するニュータイプの素養を持ってる女の子も現れたけど、シャアのいうところの"母になってくれた"かもしれない女性じゃなかったのが惜しいね…クェスが悪いわけじゃないのだけど…」
「クェスはむしろアムロやシャアに父性を求める側でしたからね」
「次のみちるちゃんが大好きなポイントの"アクシズが押し返される過程"についてですが、これも大きな見どころですよね」
「なぜアクシズが押し返せたかは明言されていませんがどう考えていますか」
「まず、サイコフレームは人々の意識を交換したり、人々の意識を力に変えることを実現するもの。アムロがたった1機でアクシズを押し返そうとした勇姿に心を打たれた連邦・ジオンの人々が、集結して無謀なアクシズ押し返しに協力して、さらには地球からもアクシズ落下の様子が目に見えていたね。チェーンが保有していたサイコフレーム試料が地球周辺にばらまかれた結果、地球上の人々の"隕石に落ちてほしくない"という思念が、アムロ達皆の結集した"アクシズを押し返して多くの人々を救いたい"という気持ちをさらに増幅させ、サイコフレームの共振により思念が力に変えられてアクシズを押し返したと考えているよ」
「なるほど、地球上の人々の意思も届いていたと考えるのがみちるちゃんの意見なのですね。アクシズ落としを決行した張本人のジオンの人々が手伝った理由が言及されていませんが、私はこれを単にジオンの兵士たちはアクシズ落としは"脅し"のつもりで大量虐殺などしたくなかったからだと考えていましたが、地球上の人々の声も聞こえたのであればより納得がいきますね」
「うん!アムロの"人類の革新を信じる"という信念が引き起こした必然だと思う…!この展開がもうね…アムロとシャアの思想の決着にもふさわしくて大好きなんだ」
「シャアも" 暖かくて、安心を感じる"と認めざるを得ない光景でしたし、感情のあまり涙すら流していましたから、完全に決着していますね」
「ジオンのモビルスーツが過負荷でアクシズから引き離されてしまうシーンで、連邦のモビルスーツが助けようと手を伸ばすシーンは今思い出しても心にグッとくるものがあります」
「あのシーンは本当に良いよね…アムロの勇姿は、あの場で"連邦"と"ジオン"という分かり合えないはずの人々さえ手を取り合う空間を実現してしまったんだから…」
「ニュータイプでさえ分かり合えないと絶望の淵にいたシャアが、オールドタイプ(と思われる者)同士が分かりあえる場に直面したのですから、いやでも人類の可能性を感じざるを得ないわけです。泣くのも無理がないです」
(しばらく話が続いてますが中略…)
(アムロがアクシズを押し返す行動に出た根拠の話へ)
「まず傍からみたら全く無謀である"たった1機でアクシズを押し返す"という行為を、ガンダムを信じて実行しちゃうのがもう熱い!」
「あのアクシズを断片とは言え"たかが石っころ"呼ばわりするところがもうかっこよすぎます…はぁ(思い返して耽る)」
「νガンダムはアムロが設計し、チェーンが整備した、とっておきのガンダムですから自信もあったでしょうね。ただ、だとしてもあれを実行するには理由不足かと私は考えています」
「と言うと?」
「ニュータイプは感覚が研ぎ澄まされた結果軽い予知能力にも通ずる力が発揮されるという言及や描写があります(後にSEEDのムウ・ラ・フラガにオマージュとして反映されましたね)。アムロは人類の可能性を信じた結果、ああいう結末になることが見えていなんじゃないかと、私は思っています」
「そう考えると、アムロは"押し返す!"シャアは"無茶だ"と言い張るけど、この差が"人類の可能性を信じられるニュータイプであるアムロ"と"人類の可能性を信じられないニュータイプのシャア"の対比として描かれているようにも見えるね」
「次のみちるちゃんの大好きポイントは"アムロとシャアが消息不明な点"ですがこれは?」
「これは見る側にその後の想像の余地を与えるものだけど、アムロとシャアが人間的に大好きな私にとっては"救いがある"結末だから好きという側面が強いです。あのあところっと死んでしまったら、あまりにも不憫すぎるよ💦 あたたかな光を見たシャアの心境の変化がきっかけでアムロと和解できる可能性だってあるのに」
「人類の革新の可能性を見せる映画と考えると、シャアにもそういった可能性を残しておくという終わり方はしっくりきますね」
「ただ、死んでもララァのように宇宙に思念が残ることを考えると、死んだら可哀想という我々の考え方自体がオールドタイプのそれな感じも否めませんが」
「確かに」
「それと、これに関連してトークショーでは富野監督に"アムロとシャアはその後どうなったのか"という質問があったよ。」
「監督は"その後の人生は彼らのもの"というニュアンスの答え方をされていて、完全に生死について想像の余地を残してくれていて安心したなぁ」
「たまに設定変わりますからね…(Gレコで主人公名がベリルからベルリに変わったり、GレコがターンAの前から後に変わったり)」
※公式資料記載側が監督の意図をうまく汲めていなかった可能性もあります
「アムロとシャア、わかりあえたなら良いね。UCではその答えの一片も描かれているので見てない方は是非みてください!」
「次のみちるちゃんの大好きポイントは"ブライトさん"ですか?」
「そう!この宇宙世紀作品である1st、Z、ZZ、逆襲のシャア、UCは、ブライトさんが見届け人になってくれていて、これが視聴者に感慨深さや安心感や様々な感情を与えてくれる一因になっていると思うの」
「何ならブライトさんはこれらの作品を通してみた時の主人公とさえいえると思う」
「そうですね。逆襲のシャアではブライトのみならず、その家族のハサウェイも大きく物語に関わってきますし、"閃光のハサウェイ"を含めればなおさらブライトさんは見届け人たる人物ですね」
「せ、閃光のハサウェイ… 好きな作品だけど心が痛い…見てない人は是非見てみてください」
「UCのブライトさんは発言も行動も全作品中一番かっこよくて、大好きになる人続出だと思うので本当に色んな人に見てほしいなぁ」
~おまけ~
「ぐりもわさんの逆シャアで好きな部分も教えてよ-」
「私ですか?そうですね…うーん…わたしもたくさんありますが強いてあげるなら…」
女性陣が魅力的(特にチェーン、ナナイ)
「女性陣も確かに魅力的!」
「ナナイもチェーンもそうだけど、パートナーを公私共にサポートできる女性は憧れるなぁ素敵だなぁ」
「ナナイの何が良いって、表ではシャアの右腕として能力を発揮し、裏ではシャアの精神的な欲求に答えてくれている面もそうなんですけど、人間らしさを兼ね備えてるところなんですよね。シャアの欲する役割を公私共に果たしているけど、実はクェスに嫉妬したりしていて、でもそれはシャアの前ではなるべく抑えている。なんて可愛らしいんでしょうか!」
「(ナナイの話になるとめちゃ嬉しそう…!)」
「シャアは、あんな魅力的な女性が霞むほど"打倒アムロ"や"地球浄化の狂気"に飲まれていた、というわかりやすい描写にもなってるね。ナナイを道具としてじゃなく人間としてみてあげてほしかったなぁ」
「まったくですね。ただシャアのああいう狂気をも受け入れる包容力もナナイの魅力なので如何ともし難いです」
「(なんかぐりもわさんの性癖の一端を見た気がするけど触れないでおこう)」
「チェーンはアムロが部屋から出てくるまでずっと部屋の前で待っていたり女の子してて可愛いよね」
「んんーーーーわかります!部屋の前で膝を抱えて丸まってるのが可愛いですね!そしてアムロが出てきた時の嬉しそうな顔…たまらん!(素)」
「あと私的には以下のシーンがツボです」
アムロ「νガンダム、すぐにも持って帰るぞ」 オクトバー「実戦装備にあと三日は必要です」 アムロ「駄目だ」 チェーン「そうよ、駄目よ!」 ― νガンダム受取日繰り上げのシーンにて
「このアムロの言葉をリピートするの可愛くないですか?」
「好きな人の言葉は移りやすいと言いますが、それが如実に表れている感じがして好きなんですよ」
「あとお早いお帰りを…とアムロの帰還を願うシーンとかも可愛いですよね!!」
「ぐりもわさんのテンションのあがり方はともかく、確かにめちゃ可愛いです」
「チェーンは、アムロが有利になるようにボロボロのリ・ガズィでサイコフレームを届けるために出撃したり、本当にアムロ大好きですよね!こういった登場人物1人1人の行動も見どころですね」
◆最後に
「ご覧いただいてありがとうございました!」
「次回はガンダムUCについて感想・考察を書く予定だよ~」
「最後取り乱してすみませんでした」
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